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アサーションで信頼関係
:主張と配慮のバランス

アサーションで信頼関係
:主張と配慮のバランス

3人で対話のイメージ
 
アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)[臨床心理士試験用語]とは、自分の意見や気持ちを率直かつ正直に伝えながら、同時に相手の感情や立場にも配慮する、バランスの良い伝え方のことです。

ディスカッションやグループワーク、企画会議、連絡、友人間の相談など、多くの場面で意見を交わす機会があります。

その際、自分の考えをはっきり示すだけでなく、相手が何を考え、どう感じているのかを理解しようとする姿勢が求められます。

もし自分の主張ばかりを押し通せば相手との関係がぎくしゃくし、逆に遠慮しすぎて言いたいことを飲み込めば、自分らしさや考えが十分に伝わりません。

アサーションは、この両極端を避け、「自分も相手も大切にする」態度を育むことで、円滑なコミュニケーションと信頼関係の構築に役立ちます。多様な人々が集まる環境で、この考え方を身につければ、より豊かな人間関係や学びを得られるでしょう。

アサーションで育む活発な議論

会社で立ち話のイメージ
 
アサーションを身につけることで、自分の考えを曲げずに伝えつつ、相手の意見にも耳を傾け、人間関係がより円滑になります。多様な価値観を持つ人々との出会いのなかでは、アサーティブな姿勢は大いに役立ちます。

たとえば、仕事などでの集団生活のなかでは、お互いの立場を理解し合い、前向きな議論を重ねることで、個人の成長だけでなく、全体に活気や発展をもたらします。

そんな環境の中では、自分らしさを大切にしながら周囲と関ることで、人間関係が一層豊かになります。

ちょっとした会話でアサーションを試してみることで、少しずつコミュニケーションスタイルを磨くことができ、さまざまな場面でより充実した人間関係を築く力となります。

率直さと思いやりで築く、信頼関係

職場で会話のイメージ
 
アサーションを例にあげると、たとえば、職場での作業量の偏りに不満を持った場合、「私はこのパートの負担が大きく感じているので、もう少し均等に分担したいです」と、自分が感じていることを根拠とともに素直に示したとします。

この際、相手を非難せず「私はこう思う」といった自分視点(Iメッセージ)で伝えることで、無用な対立を避け、相手も耳を傾けやすくなります。アサーティブな伝え方は、一方的な押し付けや遠慮しすぎを防ぎ、スムーズな意思疎通を生み出します。

そんな接し方はチーム活動や人間関係づくりにも役立ち、意見交換や問題解決が、より円滑になります。職場や社会活動おいて自分を適切に表現する力は、互いの理解を深める基盤となります。

負担を引き受けすぎる前に自分の希望を明確に示す練習を積めば、相手も協力しやすくなり、良好な関係づくりが可能となります。アサーティブな伝え方を身につけることで、より充実した社会生活における活躍が、期待できます。

相手を尊重しながら意見を伝える

カフェで話し合うイメージ
 
仕事場での会議や調整、友人との話し合いなど、多くの場面で他者と意見をすり合わせる必要がありますよね。

その際には、ただ自分の主張を押し通したり、逆に相手に合わせすぎたりするのではなく、「なぜ相手がその意見を持っているのか」を問いかけ、耳を傾けることで、お互いに納得しやすい共通点を見つけやすくなります。

相手の言葉をすべて鵜呑みにする必要はありませんが、背景や感情を尊重する姿勢は、信頼関係を築く土台となります。結果として、たとえ意見が分かれたとしても、互いへの敬意が維持され、より建設的で前向きな話し合いが可能になります。

衝突を生まない伝え方

笑顔で対話するイメージ
 
「アサーティブ・コミュニケーション」の習得には時間がかかりますが、意識的に会話することで、とりわけ職場では大いに役立ちます。

たとえば、自分の考えをわかりやすい言葉にまとめ、堂々と示せるようになると、チーム内コミュニケーションや取引先との交渉、上司・部下との指示・報告、さらには顧客対応など、さまざまな場面で大きな強みとなります。

アサーティブな姿勢は、自分と相手を同時に大切にする土台を築くため、無用なトラブルを避け、人間関係を健全に保つ効果があります。ぜひ身近な場面おいて、アサーティブな伝え方を実践してみてください。

そんな積み重ねは、自分の軸をしっかり保ちつつ、相手への配慮も忘れないコミュニケーション能力を育み、将来の社会で活躍するための強い基盤となります。


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